東海自然歩道ルートガイド
2008.11.03 井出駅〜思親山〜長者ヶ岳〜猪之頭
今回のコース 交通 ルートマップ  参考資料 参考図書
大平〜徳間〜井出駅 猪之頭〜本栖湖〜精進湖
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11月になり、東海自然歩道歩きを再開。
初日で田貫湖まで行き、2日目で本栖湖までは行きたい。
できれば精進湖までいければ、次の行程で富士吉田まで行けるだろう











東梅田から近鉄高速バスで出発

午前7時富士宮駅に到着
すぐに身延線の電車が来る。
乗れて良かった
















井出駅に到着

井出駅を出てすぐに身延線の踏切を渡る。
緑印が 東海自然歩道の本線。
赤印が 井出駅からの道

八木沢峠へ向け舗装道を上る
















八木沢峠を過ぎ、源立寺の集落が見えてきた

源立寺前。バス道と交差。
近くに八木沢バス停がある。


車道を登っていき、山道への入口に
















山 道と車道を交互に通る










山道を行く。車道と何度か交差す る
















森の中を行く

一度林道に出て、また山道に
















林道 前後は傾斜のきついところもあったが、あとは緩やかな森の中の登り

内船駅からの道が合流
















思親山山頂に近づくと、緩い尾根の気持ちいい道

山頂手前の階段

山頂は広場になっている


思親山

日蓮聖人が身延山で修行中、この峰越しに房州に住む両親を偲んだといわれる山。
山頂からの展望は良く、南西面の富士山の姿の他、富士宮市から駿河湾へと静岡方面が眺められる。
南部町にある山梨百名山のひとつで標高が1030m。

















思親山山頂の標識

山頂からは富士山が見える

山頂から下ろう
















まずは急ながら整備された階段を下る

その後しばらくは平坦な道が続く

佐野峠直前の階段。
段数が多く、足の負担も大きい
















佐野峠の駐車場とトイレが見えてきた

思親山の山道から出てきたところ
佐野峠は5方向に道が出ている。
内船駅にも行ける
















佐野峠のトイレ

佐野峠から見る富士山(中央からやや右奥)

この先に山道への入口が
赤い四角で囲った辺り)
















上佐野集落への下り、まずは鉄階段

物凄い段の下り階段を降りた後、谷を木橋で越える

雨の時の水の通り道になっているザレ場を何度も通る
















谷を渡り進む

穏やかなトラバース道に

最後の下りの後、景色がパッと開ける
















茶畑が広がる上佐野地区。
下には自炊で泊まれる宿の佐野清涼荘が

八幡神社の鳥居

「天子ヶ岳」が落ちていた道標
















車道に出て進む

佐野橋を渡る。
佐野峠からの林道と合流

上佐野バス停でお昼ご飯。
内船駅からここまで1日3本バスがある
(土日祝、年末年始は休み)
















上佐野バス停から少し行ったY字路を右側に進む

栃広橋

栃広橋を渡ると、いよいよ本日最大の難関、天 子ヶ岳への6キロの山道のスタートだ
















木橋を渡って山の中へ

森の中のダラダラ登り

景色が広がる。植林前の所を通る。
足元が悪い
















さらに登ると、枯れ沢のガラガラ岩

反転して尾根側に登る
















一度尾根に出た。
ベンチで休憩を取る

赤いテープが目印になっている急な斜面の直登

コースには1キロごとにこのような、残り距離の目印が設 置されていた
















崖地に木橋が

木桟で道が作られているもの、その幅は20センチくらい しかない。
左側は崖だ

一度だけ下るところがあった。
道が分かりにくい急な下りだといくつかのサイトには書いてあった。
今回歩くと、スラロームで安全に高度を下げられるようになっていた。
これは嬉しい



崖地にもかかわらず、木の切り出しなど作業をしている人がいた。
また、歩いている方向・向かって左側は落ちると、確実に危険な急な崖だったが、道自体は
整備されていて、はっきりしてい た。
倒木を撤去したり、道を作ったり、地元のボランティアの人の苦労は相当のものだろう。
心から感謝したい










赤いテープがないと、分かりにくい道

ゴロゴロした石が増えてきた

いよいよ稜線への最後の難関。
ゴロゴロ石の斜面を九十九折で登る。
足が悲鳴を上げる

















ついに稜線上の、天子ヶ岳と長者ヶ岳の中間地点にたどり ついた。
悪路を歩ききって、達成感を感じる

大きな岩の上に道ができていた

















長者ヶ岳頂上に到着。
ここからも富士山が見える



長者ヶ岳

天子山塊と呼ばれる甲駿国境の山。
天子湖を背に登り、山頂付近で富士山の勇姿と対面する感動はすばらしい。
東海自然歩道のコースとなっており、荒々しい大沢崩を真正面にした富士山と田貫湖の絶景が眺望出来る。
富 士の国やまなし観光ネット:長者ヶ岳より)
















頂上から一気に高度を下げる。
いつ終わるとも知れない階段の下り

うっすら紅葉している

田貫湖への道を分け、広い平坦な森道を通る
















高眼下に田貫湖が見えた。
緑・緑の山下だ

また階段の下り。
頂上付近と違い、そんなに急ではない

階段を降り切り、田貫湖から来た道と合流
















降り切った所から来た道を見る


小田貫湿原の入口があった。
東海自然歩道の本線からは外れるが、入ってみよう


小田貫湿原の説明板


小田貫湿原

田貫湖北側に位置する小田貫湿原は、静岡県側の富士山麓では唯一の低層湿原で、 大小125余りの池が点在しています。 大きな湿原の中央には、渡り板が掛けられ、 小田貫湿原ならではの珍しい昆虫や植物などを間近に見ることができます。 昆虫は、70種余りの蝶、20種余りのトンボ、蛙などが生息し、野鳥のBGMも楽しめます。
富士宮市:商業観光課:小田貫湿原より)





















車道を進んでいく。 道標があって迷うことはない
















森の中の道を行く

富士山をかたどった「ふじみ乃家」
















五斗目木川を渡る
猪之頭の集落の中を行く
「陣馬の滝遊歩道」の看板があった


陣馬の滝

陣馬の滝は、五斗目木川にかかる滝で、上流からの水の流れと、溶岩のすき間から湧き出す水が滝をなしている。 その様子に、白糸の滝と同じように、富士山麓の湧水の仕組みの一端を見る事が出来る。 鎌倉時代の初め、建久四年(1193年)のこと富士山の麓で巻狩を催した源頼朝が、 日が暮れて滝の近くに一夜の陣を敷いた。 それから後その滝を陣馬の滝というようになったと伝えられている。 また、その夜のこと、滝壺からドンドンと太鼓を打つような音がしたので、不思議に思った頼朝は、 次の日家来に滝壺を探らせてみた。すると、滝壺から中が空洞になった太鼓の胴のような石が出てきた。 その石は、太鼓石と名付けられ今に伝えられている
迸る水:陣馬の滝より)








もう午後5時。
今日の東海自然歩道歩きはここまでとする。
今日は十分歩ききった









陣馬の滝近くにあるわさび田

(↑)富士宮へのバスに乗るため、国道に出たが、バス停の位置が分からない。
3キロ車道を南下、「まかいの牧場」という牧場前にバス停があった。
バス待ちの間、併設された売店を見学

富士宮駅前でバスを下りると、富士宮秋祭りの真っ最中でみこしの姿が(→)










その日は秋祭りを見物、20分離れたネットカフェに宿泊した










交通
[井出駅]
JR身延線(時刻

[源立寺前(八木沢バス停)、上佐野]
内船〜上佐野バス停間に
南部町営バス-佐野線あり(時刻)。
1日3本。日祝、年末年始は運休。
実態はワゴン車ですが(爆)

[田貫湖]
富士宮駅〜休暇村富士間、富士急静岡バス。
1日5本
(時刻表はこ ちら

[猪之頭]
富士宮駅〜猪の頭間、富士急静岡バス
(時刻表はこ ちら
富士宮駅→猪の頭間が1日5本、猪の頭→富士宮駅間が1日4本。
ただし、猪の頭→富士宮駅は猪の頭13:32が終バス。
遅くなると使えない。
陣馬の滝からは30分くらい掛かるが、朝霧高原バス停まで歩いて、新富士駅行きを使うのが良い(時刻はこ ちら)。
18:25に朝霧高原発。


ルートマップ( ALPS routeより)

今 回 のコー ス
7:48 JR井出駅伊勢神バス停 7:53〜8:30 源立寺前〜9:28 林道出合〜10:12 思親山 10:21〜10:50 佐野峠 10:55〜11:56 上佐野バス停 12:06〜12:52 尾根のベンチ前〜13:44 下りのスラローム〜14:26 稜線に合流〜14:49 長者ヶ岳 15:00〜16:05 小田貫湿原 16:17〜16:52 陣馬の滝 16:56(〜18:09 まかいの牧場〜富士宮<泊>)

参考資料:
■富士の国やまなし観光ネット:思親山
http://www.yamanashi-kankou.jp/spot/nature_detail.html?id=c2535









<参考図書>
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