東海自然歩道ルートガイド
2008.10.11 大平〜田代峠〜徳間〜六地蔵〜井出駅
今回のコース 交通 ルートマップ  参考資料 参考図書
牛妻坂下〜竜爪山〜大平 井出駅〜思親山〜長者ヶ岳〜陣馬の滝
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秋になり、10月。
2日間計画で、牛妻坂下から竜爪山、大平を経て、井出駅へ向かう計画。
鉄道の日記念全線きっぷ(普通列車が3日間全線乗れる切符)を使い、 2日目中に家に帰るため、先に出発地点に着くのが遅く、 距離が長い大平→田代峠→井出駅を歩くことにした。

前日仕事を終えて、18:30発の新快速で大阪を出発。 電車を乗り継ぎ、日が変わる頃、静岡駅に到着した。
約6時間弱の電車旅。











静岡駅に到着

1泊して翌朝静岡駅
静岡駅高架下のお惣菜カフェ「美濃味処」で、 おにぎりの朝食(ころりんセット500円)
















東海道本線で興津駅へ

まずは但沼車庫行のバスに乗る

但沼車庫からはローカルバス。
終点の大平まで行く



終点大平に到着する頃には、すでに9:50だった。
バスの本数が少なく、どうしてもこの遅い時間から歩き始めないといけない。
井出駅までは30キロ余り。
これはハンデだ











大平でバスを降りる

田代峠へ向け8キロの歩き。
すぐにこんな大きな木が

大平の集落を行く。
上り坂ながら、早歩きで歩く
















大平キャンプ場跡に、真新しい道標が

茶畑の中を行く

軍艦岩。別名かーご石









軍艦岩

林の中に軍艦の形をした大きな岩。
その昔、弘法大使が籠を背負い山を下りる途中に、この辺りの岩で休んだと伝えられており、 その場所には現在も籠を置いたような跡があることから、 地元の人々の間ではこの岩を「かあご石」とも呼んでいます。
(現地案内板より)
















徳間峠分岐。
ここでアスファルトから地道になる

大平ログハウス村「バク」

小さな鳥居の横を通る
















ゲートを通る

田代峠まで残り1.8キロ。
ここで、山道に入る

右側に崖がある狭い道。
何箇所かに小さい橋がある
















急勾配を上る

再び元の道路に

砂防ダムがあった。
今の道は砂防ダムの作業用の道らしい
















残り800mという所で、再び山道に

狭い森の中の登り道

田代峠まであと0.2キロ。
石がゴロゴロ









田代峠

標高1035m。






最後、急な坂を登り正午に田代峠に到着

田代峠に置かれている地蔵

青笹山への道が分岐
















森の中を下る

数分で水の流れていない小川沿いに

崖道を木道で進む
















流水を直接越える

真新しい木橋もあった
転がると怖そうな岩
















田代峠から20分ほどで道が広くなった

ここは看板を参考に進む。
見落とすと迷ってしまう。
(写真クリックで詳細写真表示)

林道を行く
















奥山温泉の駐車場が見えてきた

奥山温泉。
入浴したいところだが、時間がなく、そのまま出発

車道に出る
















秋水の浮いた橋を渡る

車道の脇にすぐ渓谷が…(動画はこちら









七ツ釜の滝

福士川渓谷いちばんの見どころ。
福士川の中流の一つ目の釜から七番目にあることから七ツ釜と呼ばれている。
岩場に吊り橋があり、ここから七ツ釜の滝と渓谷を見ることができる。
眼下に深く削られたV字型の渓谷に 幾重にも重った滝つぼは自然の造形美。
その数は7段、高さは50m。
さらに遊歩道が下流へと続いていて、その先に風吹きの滝がある。
初夏と紅葉の時期がオススメのようだ

















七ツ釜の滝入口。
時間がないため、割愛

斜面をトラバースして車道が行く

反対側の山。
緑がなんともいえない
















滝が落ちる

木の向こうにこの後歩く、上徳間の集落が

徳間川の流れ
















14:30。徳間バス停前の幡竜橋へ。

徳間バス停

幡竜橋を渡り、 すぐ左折すると、民宿「橋本屋」
















徳間の集落を上る

道標のない所。民宿「天伯園」の案内板(赤い四角で囲った所)に従い、 左折する

上徳間の集落に入る
















集落のはずれを右に進む

どんどん歩くと、道がダートに変わる。
思ったより長く歩かされ、しんどい

徳間から4キロで上徳間峠。ようやく下りの入口
ここも分かりにくい
(写真クリックで道標表示)
















最初は森沿いの下り。
やがて、ザレ場の崖沿いに急な下りが待ち構えていた。怖くて何度も腰を落とす

デジカメを一眼レフからコンパクトなものに入れ替えた。
そちらで撮った写真。谷沿いを行く。
一度林道に出て、すぐにまた山道へ。谷を下る
















40分下って、やっと車道が…

下りの車道
鯨野の集落で案内板に従い左折
















その後、電柱にくくられている標識に従い左折

距離は短いが、少し急な坂を行く

六地蔵の入口









六地蔵

富士山を背景に6対の地蔵が佇む姿。
元禄3年、長禅寺の末寺として賢正西堂によって開山された臨済宗妙心寺派の明岳院の跡で、 通称「月見寺」と呼ばれるほどの景勝地。
ここからの富士は、山梨県の新富嶽八景に指定されている。
伝説では3つにちぎれた月が見える場所とも言われている。
当日は残念ながら富士山までは見えず。

人の死後神仏になるまでの六つの道を導いてくれるお地蔵さまということで、 それぞれ
日光地蔵・・・天上界を救う(天上道)
除蓋地蔵・・・人間界を救う、特に八苦を取り除く(人間道)
持地地蔵・・・修羅道を救う(修羅道)
宝印地蔵・・・救いの手をのべ畜生道を救う(畜生道)
宝珠地蔵・・・手に宝珠を持ち餓鬼道を救う(餓鬼道)
檀陀地蔵・・・手に人間の頭をかたどった憧を持ち地獄道を救う(地獄道)
というらしい。
(他の方の投稿ですが、Youtubeに動画もあり→こちら





六地蔵のそばにあった鐘

これが六地蔵。
地元の人によって、しっかり守られている

六地蔵付近から見た鯨野集落の景色
















ダラダラした坂を下りて右折

坂本の四差路を左折(道標がない)。
四差路には、平田屋酒店があった。ドリンクを購入

















すぐに山道へ左折。
すでに17時過ぎ。もうすぐ暗くなりそうだ

斜面を直角に登る

上りきったところで左側を見ると、 森の中へ道が案内されていた
















しばらく進むと尾根筋の車道へ。
すっかり暗くなっていて、一眼レフでもブレる

車道から山道の下りへ。
懐中電灯を持っておらず、カメラのフラッシュで写真を撮り、その写真で道を確認しながら下った

小さな車道を左折。 下りきった所にあった国道52号線を渡り、富栄橋を渡る













翌日の竜爪山に備えて、電車で静岡へ。
静岡駅前のネットカフェで一泊した


19:00にようやく井出駅に到着

富士宮駅前の朝鮮料理屋で焼肉定食を食べた










交通
[大平]
但沼車庫から、しずてつジャストラインバス。2〜3時間に1本 ( 但沼車庫大平

[徳間・坂本・富栄橋]
南部町営バス-徳間・十島線、徳間・内船線(時刻

[井出]
JR身延線(時刻


ルートマップ( ALPS routeより)

今 回 のコー ス
9:55 大平〜10:40 徳間峠分岐〜11:50 田代峠 12:00〜13:05 徳間温泉 13:15〜14:25 徳間〜15:38 林道から山道へ〜16:40 鯨野〜17:00 六地蔵〜18:40 富栄橋〜19:08 井出駅(〜静岡<泊>)


参考資料:
■野山放浪:東海自然歩道(井出駅〜西里)
http://www.noyama.com/tk/toka9_1.htm
■富士の国やまなし 観光ネット:七ツ釜の滝

http://www.yamanashi-kankou.jp/search/map_detail.html?id=c2095
■たなぼた:福士川渓谷・七ツ釜の滝
http://yoshio-niikura.cocolog-nifty.com/tanabota/2009/06/post-9e80.html
■南部町:六地蔵公園
http://www.town.nanbu.yamanashi.jp/shisetu/rokujizou-kouen.htm
■たなぼた:笠地蔵ならぬ、六地蔵さん
http://yoshio-niikura.cocolog-nifty.com/tanabota/2009/06/post-94e7.html









<参考図書>


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