東海自然歩道ルートガイド
2008.10.12 東海自然歩道 牛妻坂下〜竜爪山〜大平
今回のコース 交通 ルートマップ  参 考資料  壁紙  参考図書
寺島下〜大山〜牛妻坂下 大平〜田代峠〜六地蔵〜井出駅
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前日、大平から井出駅まで30キロ余りの 長距離を歩いて、かなり疲れが来ていた。
2日目は予定通り、静岡駅からバスに乗り、牛妻坂下から竜爪山に登り、前日の出発点の大平まで行く。
途中、西里温泉「や ませみの湯」がある。
時間があれば、寄って、汗を流したいところだ











朝の静岡駅

静岡駅前から安倍線のバスに。
牛妻坂下までは、1時間に2〜3本ある

牛妻坂下で下りるつもりが、 バス停の放送が流れず、通り過ぎてしまい、 安倍川を渡った対岸の油山バス停まで行ってしまった。
仕方なく、安倍川を逆に渡ることに
















安倍川を渡ったところに、曙橋の交差点が。左折する
左折するとすぐ、右側に入る道が

年季が入っている道標














しばらく上り坂を歩くと、斜面に茶畑!











茶畑の中を上る

上に上って振り返ると、茶畑の向こう側に安倍川、そして、油山峠方面が
















登山口

茶畑を少し登り、山道へ

森の中の急な登り














いつ終わるとも知れない階段。
足を消耗する

(↑)急な所にはロープが張られていた

登山口から、50分弱。
ようやく景色が開けた。
鉄塔の脇を通る
(→)
















低い木や草が生い茂ったところを掻き分けて進む

若山が見えてきた

若山への登り。
草が視界をさえぎる。
途中で若山を巻くショートカット道を分岐
















若山の山頂。標高844m。
ベンチがある(写真をクリックすると表示)

若山から少し下り

若山を巻いたショートカット道と再度合流
















その後しばらくは平坦な道

残り1キロからまたロープもある急な登りに。
前日の長距離歩行の疲れが影響して、足がなかなか前に進まない。

則沢分岐。
ライオンズクラブの標識も混じる
















最後のつづら折の急な階段の登り

高い草をくぐって進む。
もう少しだ

竜爪山の一つ、文殊岳の頂上に着く


竜爪山

竜爪山は薬師岳(標高1051m)と文珠岳(標高1041m)を総称した呼び名。
古くから山岳信仰の場として神仏習合の民族信仰の霊山であった。
一帯には貴重な植物が群生し、また、渡り鳥のコースでもあり、雄大な自然を感じさせてくれる。 
遠足等で静岡市民にも親しまれている。
駿府城の鬼門の方向にあり、徳川家康は特に崇敬していたそうだ。
薬師岳の近く、俵峰への分岐からは富士山が見渡せる
紅葉は11月中旬が見頃らしい。

















文殊岳の頂上の標識

文殊岳の頂上にはお地蔵さんが

頂上は広場になっている。
広くてベンチの数も充実














文殊岳からアップダウンすると、今度は薬師岳の頂上











薬師岳山頂から少し下ると、この道標で右折(俵峰との分岐)。
穂積神社まで1.0キロ

標高1051m。薬師岳の山頂
















穂積神社までは階段の急な下り。
1.0キロのはずなのに、その倍はあるように感じた。
後で調べてみると、鉄階段だけで453段あるそうな。ひえぃー!
















ようやく穂積神社の境内に

穂積神社の本殿
本殿前の灯篭


穂積神社

竜爪山の中腹にあり、竜爪山権現を祀る神社として知られている。
この神社は、昭和20年の終戦までは、たま除けの神と信仰されていた。
現在は平和の神、五穀豊穣の神として親しまれている。
本殿の周囲には樹齢数百年の杉の巨木が天をついて立ち並び,深遠な雰囲気をかもし出している

















穂積神社の社務所。
先にある鳥居をくぐる

鳥居を下ると、左側に山道を下るよう案内が

斜面を下る
















一度車道に出る。
穂積神社方面に戻る格好に

すぐにまた山の中へ

最初は尾根沿いの道
















この辺りは、本州製紙の社有林だ

一気に谷まで下る

その後、谷を避け、トラバース気味の道へ
















再び谷沿いに。
橋を渡る

渓流沿いに行く

車道に合流。
ここからは車道を行く
















黒川の橋を渡る

黒川の渓流

黒川キャンプ場
















黒川キャンプ場付近の黒川。
一帯は、「やすらぎの森」と言われる公園

水車もあった

広くなった車道を行く















寺尾島バス停前で左折










清水西里温泉浴場「やませみの湯」。
600円で竹酢、薬草風呂など様々なお湯が楽しめる。
もちろん露天風呂もあり。
神経痛、筋肉痛、関節痛などに効能あり。
1時間滞在した。ちょうどF1日本グランプリがやっていて見ていた。

県道196号線を進む
















興津川沿いに県道を行く

両河内特産品「こうち愛らんど」
石沢川を渡ったところで左折
(写真クリックで道標表示)
















中村集落を行く

赤丸で囲まれた標識に「河内の大石 800m」。
東海自然歩道は直進


再び県道へ


河内の大石

安政元年のマグニチュード8.4の安政南海地震で崩れ、 その後の水害によって、真富士山の中腹から土石流となり、 1.6キロを下って押し流されてきた高さ19m、周囲60mの大石。
興津川の支流、石沢川沿いにある。
その大石を村の人は、「山の神」の化身として崇めてきた。
山の神は十二様ともいって、一年に12人の子を産むとされるなど、生殖能力の強い神とされる。
そのため、この大石は安産石として知られる。
また、石の上は広く蕎麦8斗を乾かすことができた為に8斗石とも呼ばれていた
















大平まで後2キロ

興津川

下大平の集落
















岩の上にこんなやぐらが

もうすぐ、大平というところで、バスが追い抜いていった。

大平バス停に到着。
さきほど追い抜いたバスに乗車













鉄道の日記念きっぷを使い、普通電車を乗り継いで大阪まで帰った。


但沼車庫からは、ノンステップバス

興津からJRに








交通
(いずれもしずてつジャストラインバス)
[牛妻坂下]
30分に一本。まず困ることはないでしょう。
静岡からのバスも7時過ぎには着きます


[穂積神社]
静岡駅から竜爪山線則沢行きで、 平山バス停で下車。
1時間に1本。ただし昼間はデマンドバスで途中の瀬名新田バス停で乗り換え。
なお、則沢バス停からはかなり登りますが、文殊岳にも行けます

[西里温泉]
西里温泉前バス停から、1日1〜3本バスあり。
7分くらい歩いた 寺尾島バス停からは、1日6〜8本但沼車庫方面へのバスがあり。
乗り継ぎでJR興津駅へいける

[寺尾島〜大平]
県道沿いをバスが走っている。
1日6〜8本但沼車庫方面へのバスがあり。
乗り継ぎでJR興津駅へいける

(終点: 大平バス停の時刻)

ルートマップ( ALPS routeより)

今回のコース
(6:50 JR静岡駅〜7:20 油山バス停〜)7:25 曙橋交差点〜8:00 竜爪山登山口 〜9:05 若山山頂〜10:00 文殊岳 10:05〜10:15 薬師岳〜 10:50 穂積神社 10:55〜11:43 車道と合流〜12:47 西里温泉「やませみの湯」 13:55 〜15:05 大平(15:08〜但沼車庫〜興津〜大阪)

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寧比曽岳 段戸湖 

参考資料:
■静岡市葵区:竜爪山ウォークマップ
http://www.city.shizuoka.jp/deps/aoi/walk_ryuso.html
■あの頂を越えて:竜爪山

http://www.geocities.jp/onedayhik/yama/2008/20080119_01.htm
■ハイキングのホームページ:竜爪山
http://plaza.across.or.jp/~wxyz.73-a3a3/kosu49.html
■ハローナビしずおか:竜爪山コース
http://www.hellonavi.jp/walker/tokai/detail04.html
■巨石巡礼:河内の大石
http://home.s01.itscom.net/sahara/stone/s_chubu/026_kothi/026.htm
■静岡市清水森林公園やすらぎの森:全体図
http://www.city.shizuoka.jp/deps/norin/soumu/yasuragi/zentai.html









<参考図書>




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