東海自然歩道ルートガイド
2009.04.27 平野~菰釣山~大滝橋~西丹沢自然教室
今回のコース 交通 ルートマップ  参考資料 参考図書
富士吉田~忍野八景~平野 西丹沢自然教室~袖平山~西野々
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いよいよ東海自然歩道の核心部分である丹沢越えである。
40キロほどの非常にアップダウンの多い道。
連休を取って、2日で一気に歩ききるのは辛い。
そこで、平野~菰釣山~大滝橋と大滝橋~犬越路~袖平山~西野々とに分けて歩くことにした。
まずは前半戦。
高速バスで御殿場まで行き、路線バスを乗り継ぎ、山中湖畔の平野へ行く予定。
ところが行きの高速バスが運転手のミスでタイヤをバースト。
ヒヤッとさせられたが、代わりの車で何とか御殿場駅に間に合った(汗)。
その後、富士急バスを乗り継ぎ、平野へと着いた、










旭日ヶ丘でバスを乗換。
途中見えた富士山

平野でバスを降りる。
既存のバスを改造した構造

バスの停留場標識もレトロ調
















国道を渡って、奥の道に入る

すぐに、前回歩いた大平山側から来た道()が左側から合流。今回はの道

道端にはテニスコート
















後ろを見ると富士山

広い 道は三国峠へ向けて右にカーブするが、東海自然歩道は直進のまま
















少し行くと左に曲がり、テニスコート脇を行く

ひなびた所を進む

右にカーブ














(↑)ここで右に曲がる

階段道をゆくと、別荘が見える(→)

別荘群の中を進む
















車も通れる少し広い道に入る

これが別荘地の終端。
ここからが山道

景色が変わり、低木に。
高指山が見えてきた
















山の直前で急な上りに

登る途中に見える山中湖と富士山。
この時はまだ快晴だった

高指山頂上(標高1174m)
















頂上から見る山中湖と富士山

低い木を進む。その先はアップダ ウンが多かった
















鎖場も一カ所あった

山伏峠分岐を分けて進む
















ゴツゴツした景色に

水ノ木分岐。
二又に分かれるところは右へ。
この先急な上りだった
















登り切ったところで尾根に出た

石保土山
西沢ノ頭。
山伏峠分岐と菰釣山のほぼ中間


















樅ノ木沢の頭.
菰釣山へあと2.1km

油沢ノ頭。
菰釣山へはあと1.6km
















ブナノ丸.
あと菰釣山まで700m!

菰釣山手前の登り。
笹や原生林の中を行く。
さっきまで晴れてたのに、湿り気が混じった風が…

菰釣山の頂上広場に到着!












(←)山頂。標高は1279mと書いてるが、実際は1348mらしい。どっちが 本当か





山頂には太陽電池の設備が(→)

頂上にあった標識

















800mほど下って行くと、菰釣山避難小屋。

菰釣山避難小屋

しばらくは平坦な道。
ここまではすこぶる順調!
















笹の中を行く。
ここで風に雨が交じるように

ブナ沢ノ頭

完全に雨と分かる天気に。
出発時の晴天は何だったんだ…















城ヶ尾山山頂。空が灰色に。雨ももっときつくなりそうだ(泣)

















14 時過ぎ、城ヶ尾峠に到着。
ここで道の駅どうし方面に降りるか迷ったが、畦ヶ丸避難小屋まで2.9km。1時間余りで行けそう。頑張って歩くことにした



とにかくここからは、大雨でカメラを濡らしてはいけないと思ったのと、早く畦ヶ丸避難小屋にたどり着きたいの とが合わさって、ただ、足を前に出すだけ。
アップダウンがかなりきつく、特に大界木山への登りと、モロクボ沢の頭前後の岩場のアップダウンには参った。
たとえ晴れていたとしても、前半と比べて、キツさが洒落でない感じ。

雷の恐怖も感じる中、何とか15時20分前、
畦ヶ丸山の広場が見えてきた。







雨は激しくなるばかり。
雨に濡れて冷える体の中、これは、小屋泊か、と覚悟。
とにかく、急な歩行で疲れたので寝る。
1時間余りした頃…、雨が緩くなってる!
今急げば帰りのバスに間に合う! あわてて出発の準備


畦ヶ丸山の広場。
山頂は少し離れたところだが雨で行ってない

畦ヶ丸避難小屋。
トイレや毛布もある立派な小屋だ

















階段主体の急な下り道を降り、ベンチのある大滝峠上

大滝峠上から更に下ると、沢沿いに出た。
所々、河原を通るが、はっきり道が分かるように石が置かれており迷う心配はない

沢の水
















木橋を渡る

一軒家避難小屋。大滝橋まであと 2.3km!















一軒家避難小屋を過ぎると、沢から離れ、こんな崖の所 が。
やがて尾根になり、沢に降りる
















車が通れるような幅が広い道になり、舗装道路に躍り出る

後は大滝橋まで舗装道路を下るだけ

ゲートを潜る














県道の旧道に飛び出る

県道に出た。
大滝橋バス停は写真の手前(撮影ポイント付近)。
時刻表を見ると、何とネットで確認した時の見間違いで30分も後に出ることが判明。
まぁ、後で良かった。これが先ならどうすれば良かったか。


この 機に西丹沢自然教室まで歩いてしまう事に。
次のコースは東海自然歩道最難関の上、終バスの時刻が16:35と早い。
なるべくここで次に余裕を残しておきたい
(実際歩くと、それでも余裕がなく、今回歩かなければ確実にアウトだった)







箒杉から早歩きで30分、西丹沢自然教室に。
直前でバスが来て、ギリギリ間に合った。
急いでいたのと暗かったので、写真は撮っていない。
バスは丹沢湖を周回し、1時間余り掛けて新松田駅に


国指定天然記念物:箒杉
(写真はこ ちらに)
推定樹齢2000年。神奈川県で最高齢の木とされている

箒杉にある熊野神社














アクシデント 続きでどうなることかと思われた今回のウォーキング。
結論は「山は怖い」。
たとえ天気は「晴れ」でも、雨具は必ず持っていかないといけないと、良い教訓になった。
さて次は東海自然歩道最難関。
道の厳しさも去ることながら、終バスの時間が早いため、スピードも要求される.
果たして無事歩ききることができるのだろうか!



小田急新松田駅。
系列の箱根登山鉄道の乗り入れ用として、塗り替えられた車両

代々木上原駅で地下鉄千代田線に入り、大手町駅に。歩い て東京駅。
高速バス乗り場に行くと、すぐ出るバスの乗車券がまだあったので、購入。
翌朝、大阪に戻ってきた










交通
[
平野]
観光周遊バス「ふじっ湖号」と、富士吉田~平野、道志間のバスが利用できる

[菰釣山&城ヶ尾峠]
城ヶ尾峠から降りて、「道の駅どうし」を通り、唐沢というバス停からバス。富士吉田方面と都留市方面あり→こちら

[大滝橋~西丹沢自然教室]
富士急湘南バス。時刻表のページはこ ちら
西丹沢自然教室発の終バスは18:58。


ルートマップ( ルートラボより)

今回のコース
(8:20 御殿場駅~8:55 旭日丘 9:05~)9:15 平野~10:00 高指山~10:45 山伏峠分岐~11:32 西沢ノ頭~12:35 菰釣山 12:40~14:04 城ヶ尾峠~15:20 畦ヶ丸避難小屋(ビバーク) 16:50~17:38 一軒家避難小屋~18:20 大滝橋~18:55 西丹沢自然教室(~20:05 新松田 20:15~21:45 東京駅 22:00~(高速バス)~大阪 6:00)

参考資料:
■沼田明の山谷紀行:西丹沢縦走
http://www1.ttmy.ne.jp/a-numata/nisitannzawa.html
■東海自然歩道ぶらり一人歩き:菰釣山・畦ヶ丸
http://bracht.web.infoseek.co.jp/3kantou/1honsen/76_komoturi/index.html









<参考図書>


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