旅編
2008.09.14 島根旅行編2:仁摩サンドミュージアム、琴ヶ浜、温泉津
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石見銀山に続く旅の2日目は朝起きた時はまだ決まっておらず。
旅館の人に相談すると、仁摩サンドミュージアムか
三瓶山がいいですよ、とのこと。
大田駅前のバスターミナルで調べると、
三瓶山へはバスは出ているが、牧場と温泉が全然違う場所にあり、一日で回るのはしんどそう。
というわけで、
仁摩サンドミュージアムと鳴き砂で有名な琴ヶ浜に決定!
さらに時間があれば温泉津で温泉に入ることに
















大田市からJR。
山陰「本線」なのに、来た列車は単行だ。しかもガラガラ。
ワビしい…

大田市から20分くらいで、サンドミュージアムの最寄り 駅、仁万に
大田市→仁万の車窓動画

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いつの時代のものだろうか









●仁摩サンドミュージアム

仁摩町のふるさと創生事業の一環として、1991年に開館。
建物はガラス張りの6つのピラミッド群からなっており高松伸氏の設計。
総重量1tの砂を使用した一年計砂時計「砂暦」があり、毎年、年越しイベント「時の祭典」で、ロープで反転させる。
メインホールのタイムホールには、「砂暦」作成前のパイロット版として作られた砂時計の数々や、世界各地の砂を集めた砂のオブジェの展示があり、「鳴き砂」についての詳細な解説がなされている。
また、併設されているふれあい交流館では、ガラス工房の展示・販売が行われている。
メインホールにもガラス作家菅原任氏が制作した縦・横2mの大型ステンドグラスがある。
中の動画






































ガラス作家菅原任氏が制作したステンドグラス









館内の図書館には『砂時計』のマンガ単行本が全冊置かれていた。
主人公の杏が持っていた一分計砂時計は、実際に売られているもの。
ひとつひとつが職人による手作りの吹きガラス製。
主人公のヒロイン杏と後に紆余曲折を経て結婚することになる大悟のカップルも一緒にここを訪れている。
















46億年地球年表。
テープで地球と生物の歴史が紹介されている。人間がいる時間は、地球の歴史の中でほんのわずかである

仁摩サンドミュージアムを離れ、徒歩で国道9号線を琴ヶ浜へ(3キロ離れているのでオススメできない)。途中こんなレストランが。「なき砂らーめん」ってどんな味だろう?









琴ヶ浜を見下ろせる高台に
















●琴ヶ浜

歩くと「キュッキュ」と鳴る浜の一つ。
浜全体で「鳴く」浜は日本中でここを入れて3ヶ所しかない。
琴の音のように鳴ることから「琴ヶ浜」と呼ばれる。
砂が音を出すカギは大きさのそろった石英(せきえい)の細かい粒と、美しい微小貝を含んだ砂。そして汚染のない環境。
「日本の音風景・百選」「日本の渚・百選」に選ばれている。
海外侵食による砂浜の後退と、砂の汚染が現在の悩み。

この浜には、琴姫伝説がある。
ある壇ノ浦の源平の戦に敗れ琴を抱いて流れ着いた平家の姫が、村人に助けられた。
そのお礼に、姫は毎日琴を奏でていた。
姫が亡くなった後、砂浜が琴の音のように鳴くようになったそうだ。
動画
































マンガ『砂時計』では婚約者に婚約を破棄された、ヒロインの杏が、12歳の時、母親と一緒に行った思いでのこの地で死のうと思うが死に切れず、倒れている所を、幼馴染の大悟に助けられたという重要な舞台になった。
その後、すぐ2人は愛を確認し、結婚する。

   



































琴ヶ浜の最寄り駅、馬路駅


無人駅定番の乗車駅証明書発行機(→)
















温泉津駅到着。馬路駅から乗ってきた列車を見送る。やはり単行…
馬路、温泉津駅の動画

JA石見銀山温泉津支所を併設する温泉津駅

「紳士服婦人服 つやま」















温泉津焼の水瓶と登り窯。
温泉津焼は耐火性の高い石見粘土を使用し、1300度以上の高温で焼成されるため、硬く割れにくい











●温泉津温泉

2004年に温泉街として日本で初めて国の重要伝統的建造物群保存地区に選定。
石見銀山の銀を輸出していた港町でもある。
温泉街は石州瓦という赤い瓦の木造建築が並び、建築の面からも貴重
泉質は湧出時は透明だがその後淡茶褐色に。入浴のほかに飲泉も効果があり、味はやや苦渋い。
原爆症に対する効能が報告されたこともあるのだとか。
その他効能は生活習慣病、神経痛、リウマチや関節炎、五十肩、運動マヒ、痔疾患、慢性皮膚炎、婦人病等(薬師湯)
1974年公開の松竹映画『男はつらいよ 寅次郎恋やつれ』 の舞台となった。















薬師湯は日本温泉協会より、全項目「オール5」の天然温泉として認定された源泉の一つ。
温泉の守りとして薬師如来をまつっている事が、名前の由来。
1872年の浜田地震によって湧出したことから「震湯」の別名がある





















































すっかり日も暮れた。長い一日が終わろうとしている。

















温泉津駅から快速アクアライナーに乗って、出雲市駅へ




















<参 考資料>
仁摩サンドミュージアム(http://www.sandmuseum.jp/
Wikipedia:仁摩サンドミュージアム(URL
大田市観光課:琴ヶ浜海岸(http://www.iwamigin.jp/ohda/kankou/keisyo/kotogahama.html
島根県土木部河川課:琴ヶ浜海岸(URL
Wikipedia:琴ヶ浜(URL
温泉津町観光協会(http://www2.crosstalk.or.jp/yunotsu/
温泉津温泉 薬師湯:(http://www.yunotsu.com/
Wikipedi:温泉津温泉(URL



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